おうち英語を始めるときに大切なのは、
「年齢に合わせた進め方」を意識することです。
年長さんと小学校3年生では、できることや理解力が大きく違います。
もし年齢に合わない内容を無理に進めてしまうと、
英語が「楽しくないもの」になってしまうことも。
逆に、子どもの成長に合わせて
「今できること」「今楽しめること」
を積み重ねていけば、自然に英語力は伸びていきます!
この記事では、英語教室を運営してたくさんの子どもたちを見てきた私の経験から、
年長~小3のお子さんにぴったりの「成功のコツ」を7つご紹介していきます。
ぜひ、お子さんの年齢に合ったやり方で、おうち英語を楽しんでくださいね!
小学生から始める!おうち英語成功のコツ7選
① 年長のうちは「英語を楽しいものにする
年長さんの時期は、英語を「勉強」として教える必要はありません。
この時期に一番大切なのは、英語=楽しいものというイメージをしっかり植え付けることです。
【年長でおすすめの取り組み】
- 英語の歌を一緒に歌う(アルファベットソングなど)
- 短い英語アニメを見せる(英語だけでOK。理解できなくても問題なし)
- 英語の絵本を読み聞かせる(絵を見て楽しむだけで大丈夫)
【ここがポイント】
英語を「意味がわからないから嫌だ」という気持ちにさせないことが一番大切です!
子どもは、楽しい体験を通して自然に耳が英語に慣れていきます。
この「英語の音を楽しく浴びる」経験が、後々のリスニング力にもつながります。

わからなくてもOK!今は“楽しい”が一番の学びです。
② 小1でフォニックスを始める【音を身につける】
小学校1年生になったら、
「フォニックス」という学び方を取り入れるのがおすすめです。
フォニックスとは、
「アルファベットの文字」と「音」の関係を学ぶ方法です。
これを早めに身につけることで、
- 英単語を初めて見たときに自分で読める
- 英語を聞いたときに、音から単語を推測できる
といった力が育ちます!
【小1でフォニックスを始めるメリット】
- 正しい発音が自然に身につく
- スペルと発音のルールがわかるようになる
- リーディングやリスニングの力も底上げされる
【ここがポイント】
小1のうちは、
フォニックスを「覚えさせる」より、
遊び感覚でたくさん「音」を聞かせることを意識しましょう!
手遊び歌、アルファベットのカードゲームなど、
楽しい方法でフォニックスに親しませると効果的です。



最初は完璧じゃなくて大丈夫!少しずつ“英語の音”に慣れていこう!
③ 小1後半〜小2でOxford Reading Treeの絵本を読む
フォニックスで英語の「音」に少し慣れてきたら、
次は英文を読む楽しさを体験させてあげましょう。
このタイミングでおすすめなのが、
世界中の英語圏の子どもたちが読んでいる絵本シリーズ、
Oxford Reading Tree(オックスフォード・リーディング・ツリー)です。
▶ Oxford Reading Treeについて詳しくはこちら
【ORTがおすすめな理由】
- 自然な英文が使われている
- イラストが豊かで、英語がわからなくてもストーリーを楽しめる
- 1ページの英文が短いので、達成感を感じやすい
【ここがポイント】
「読める!」という体験は、
子どもにとって最高のモチベーションになります。
最初は親が読んであげるだけでもOK。
次第に、一緒に音読したり、
簡単な単語を指さして読んだりしていきましょう。



全部読めなくても大丈夫!ストーリーを楽しむだけでも大きな成長です。
④ 小2で簡単な英語文を音読練習する
Oxford Reading Treeなどで英語に慣れてきたら、
小学校2年生のうちに簡単な英文を音読する練習を始めましょう。
音読練習は、
- 読む力(リーディング)
- 聞く力(リスニング)
- 話す力(スピーキング)
を一緒に伸ばしてくれる、とても効果的な学習法です。
【小2で取り組みたい音読例】
- “This is my cat.”(これは私のネコです)
- “I like apples.”(私はりんごが好きです)
- “He is my friend.”(彼は私の友達です)



短い文でも、毎日音読すれば英語のリズムがどんどん体にしみこみます!
⑤ 小2後半〜小3でオンライン英会話を始める
フォニックスと音読で、英語の「読む・聞く・話す」力が少しずつ育ってきたら、
小学校2年生の後半から小3にかけて、オンライン英会話をスタートするのがおすすめです。
リアルな英語に触れながら、
自分の言葉で英語を話す体験を積み重ねていきましょう!
【オンライン英会話を始めるメリット】
- ネイティブや外国人講師の生きた英語に触れられる
- 英語を「実際に使う」練習ができる
- マンツーマンレッスンで、子どものペースに合わせてもらえる
【ここがポイント】
オンライン英会話を始めるときは、
フリートーク中心のレッスンより、カリキュラム型(初心者用コース)が安心です。
いきなり自由に話すのはハードルが高いので、
「単語を言う」「簡単な文章を読む」など、段階的にステップアップできるスクールを選びましょう。



最初は『Hello!』と言えるだけでも大成功!焦らず楽しく続けよう!
⑥ 小3では英検5級単語を覚え始める
小学校3年生になったら、
いよいよ英検5級レベルの単語学習に取り組み始めましょう!
今までフォニックス、リーディング、オンライン英会話で育ててきた
「音の力」「読む力」を活かして、
単語を無理なく覚えられるタイミングです。
【小3で覚えたい単語ジャンル】
- 学校・教室に関する単語(teacher, desk, bookなど)
- 家族・友達に関する単語(mother, father, friendなど)
- 食べ物・動物など身近なもの(apple, dog, catなど)
【ここがポイント】
小3のうちは、
「単語だけ暗記」ではなく、
意味をイメージしながら覚えることを意識しましょう!
*単語カードを使う
*できれば「絵」とセットで覚える
*例文と一緒に覚えると、自然に使えるようになる
覚えるスピードより、「楽しくコツコツ積み重ねる」ことが大切です。



毎日5個でもOK!小さな積み重ねが大きな力になります!
⑦ 小3で英検5級にチャレンジ!【無理せず楽しく】
ここまでしっかりステップアップしてきたら、
小学校3年生の終わりごろに英検5級へのチャレンジを考えてみましょう!
英検5級は、中学初級レベルの英語力が求められる試験ですが、
これまで積み上げてきた「読む・聞く・話す」の土台があれば、
小学生でも十分に合格を目指すことができます。
【英検5級受験に向けたポイント】
- 単語とリスニングをしっかり仕上げる
- 試験形式(マークシート、リスニング2回放送)に慣れておく
- 過去問を数回解いて、試験に慣れる
【ここがポイント】
英検5級受験の目標は、
「英語が好きなまま、自信を持たせること」です!
合格できればもちろん嬉しいですが、
たとえ不合格だったとしても、
「挑戦した経験」そのものが大きな財産になります。
無理に詰め込み勉強をさせず、
子どものペースに合わせて取り組んでいきましょう。



英検はゴールじゃないよ!英語を楽しみ続けることがいちばん大事!
おうち英語を続けるために大切な心構え
おうち英語を続ける上で、もっとも大切なのは、
「焦らず、続けること」です。
英語力は、一朝一夕で身につくものではありません。
毎日の小さな積み重ねが、半年後、1年後に大きな成果となって現れます。
【おうち英語を成功させる心構え】
- 子どものペースを大切にする
- 完璧を求めすぎない
- 小さな成長を見つけてたくさん褒める
- 「英語=楽しい」という気持ちを育て続ける
【ここがポイント】
おうち英語は、「できた・できない」だけで判断するものではありません。
今日は1単語覚えられた、
今日はちょっとだけ英語で話しかけられた、
そんな小さな成功を、一緒に喜んでいきましょう!
親が楽しむ姿勢を見せることも、
子どもにとっては大きなモチベーションになります。



焦らなくても大丈夫!続けた分だけ、必ず力になります!
まとめ|年齢に合わせて楽しく進めれば大丈夫!
おうち英語は、年齢に合わせたステップで無理なく進めることが成功のカギです。
年長さんのうちは英語に親しむことを最優先に、
小学校に入ったらフォニックス、リーディング、簡単な音読へとステップアップ。
さらに小3ではオンライン英会話や英検5級チャレンジまでつなげていく流れが理想です。
焦らず、
一歩ずつ、
お子さんのペースを大切にしながら、
「英語って楽しい!」という気持ちを育てていきましょう。
おうち英語の積み重ねは、必ずお子さんの未来につながります。
一緒に、楽しみながら進めていきましょう!
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