英検5級とは?どんな試験?
英検(実用英語技能検定)は、日本でもっとも知られている英語の資格試験のひとつです。
その中でも英検5級は、英語を初めて学ぶ子どもたちにぴったりな「入門レベル」の試験です。
🌟 英検5級の基本情報
- レベル感: 中学初級程度(英語を始めたばかりの子向け)
- 試験形式: 筆記(リーディング+リスニング)+スピーキング(任意)
- 試験時間: 筆記25分・リスニング20分程度
- 合格点の目安: おおよそ60〜70%正答で合格
📘 出題内容の例
- 自己紹介や家族・学校・好きな食べ物など、身近な話題
- アルファベット、基本の単語・あいさつ表現
- 短い文章の意味を読み取る問題
- リスニングでは簡単な会話を聞いて答える問題

英検5級は、「テスト」と言ってもとてもやさしく、親しみやすい内容です。
子どもたちにとっては「初めての英語チャレンジ」として、ちょうどよい目標になりますよ!
小学生でも合格できる理由
「英検って中学生が受けるものじゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。
でも実際には、年長さんや小学生低学年でも英検5級に合格しているお子さんはたくさんいます!
✅ 理由①:試験内容がやさしい・生活に身近
英検5級では、日常生活に関するやさしい単語や表現が出題されます。
たとえば:
- I like apples.(りんごが好き)
- This is my bag.(これは私のかばんです)
- Where is my book?(私の本はどこ?)
など、英語絵本やアニメに出てくる表現がそのまま出ることも!
✅ 理由②:リスニングが半分以上!
英検5級は、リスニング問題の割合がとても大きいのが特徴です。
音で覚えるのが得意な子どもたちには、有利なポイントです。
🌟 リスニングは、25問中15問が出題されます(筆記より多い!)
✅ 理由③:スピーキングテストはスマホで練習できる
英検のスピーキングテスト(任意)は、スマホやタブレットで簡単に受験できます。
しかも事前に練習できるので、小学生でも安心して挑戦できます!



私の英会話教室でも、英語を習い始めて1〜2年ほどの小学生たちが5級に合格しています。
合格だけを目指すのではなく、しっかり基礎を身につけながら進めることが大切だと
合格までの流れ【準備〜試験当日まで】
英検5級に合格するためには、「とりあえず問題を解く」よりも、正しいステップで無理なく力を伸ばすことが大切です。
ここでは、初めて受けるお子さんでも安心できるよう、4つのステップに分けてご紹介します。
✅ ステップ①:英語に慣れる・親しむ(〜6ヶ月)
- 英語の音やリズムを聞く(歌・アニメ・絵本)
- あいさつ・アルファベット・フォニックスの音にふれる
- 英語の「楽しい!」を育てる時期
📌 おすすめ教材:英語絵本(ORTなど)、YouTubeの子ども向け英語チャンネルなど
✅ ステップ②:単語・文の型を覚える(〜12ヶ月)
- よく出る単語(食べ物・動物・学校など)を覚える
- 「I like 〜.」「This is my 〜.」など基本文を音読
- 英検5級の過去問を少しずつ読む
📌 ポイント:文を「読む→聞く→話す」の順でくり返すと定着しやすい!
✅ ステップ③:模擬テスト・時間配分の練習(直前1ヶ月)
- 英検公式のサンプル問題や過去問を使って練習
- リスニングは音声を何度も聞いて慣れる
- 筆記の問題形式に慣れ、集中力も育てる
📌 保護者が時間をはかって練習すると、本番の緊張がやわらぎます
✅ ステップ④:当日の流れを知っておく
- 受験票や持ち物を事前に確認(鉛筆・消しゴムなど)
- 当日のスケジュールを子どもと共有しておく
- 「試験会場ってこんなところだよ」と写真で見せるのもおすすめ
💡 最近は「英検 S-CBT」や「自宅受験(スピーキング)」など形式も選べます!



子どもにとっては“試験”は大きなイベント。焦らず、1歩ずつ準備することで「自信」を持って当日を迎えられます。
おすすめの勉強法&教材
英検5級を目指すにあたっては、子どものレベルや性格に合った教材選びがポイントです。
ここでは、私が実際に多くの生徒さんに使ってきた中で、「これは使いやすい!」と感じた教材や勉強法をご紹介します。
✅ ① 英検5級 絵で覚える単語帳(旺文社)
- 絵が豊富で、低学年の子でも視覚的に理解しやすい
- 出る単語がカテゴリ別にまとまっているので、暗記しやすい
- 英単語の音声も無料ダウンロードできて、リスニング対策にも◎
📘 小学生が「単語帳は苦手…」というイメージを持たずに取り組める良書です!


✅ ② 英検5級を ひとつひとつ。わかりやすく。(学研)
- とにかく説明がやさしく、子どもでも自力で読みやすい
- 1ページずつ「読む→書く→解く」の流れで自然に力がつく
- 文字が大きく、イラストも多めで親しみやすい
📝 初めて英検を受ける小学生には、この1冊が「安心の教科書代わり」になります。


✅ ③ 公式の英検5級 過去問題集(旺文社)
- 本番形式で「試験の流れ」「時間配分」に慣れるのに最適
- リスニングCDつきで、本番の音声スピードにも対応
- 模擬テスト用として、試験1ヶ月前に使うのがおすすめ
💡 子どもに「どんな問題が出るの?」と不安がある場合は、まず一緒に1回分やってみるのも◎
✅ ④ 英検アプリの活用(自宅でスキマ学習に)
- 「スタディギア for EIKEN」など英検協会公式の学習アプリあり
- 通学中やちょっとした空き時間にリスニングや単語練習ができる
- タブレットを使うとモチベーションUPにもつながります!
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