「子どもに楽しく英語を読ませたい!」
「フォニックスの力も自然に身につけさせたい!」
そんなママに圧倒的な人気を誇るのが、イギリス発の英語絵本シリーズ Oxford Reading Tree(ORT) です。
私自身、このシリーズに出会ってから英語教育がガラッと変わりました。
大好きなこのORTの本、実は、私はなんと180冊以上所有しています。
これは、私が持っているOxford Reading Tree(ORT)です!
↓

今回は、ORTの特徴や魅力、おうちでの活用法、購入方法まで、じっくりご紹介します。
Oxford Reading Tree(ORT)ってなに?

イギリスの小学校でも採用される信頼の教材 ORTは、イギリスのほとんどの小学校で使われているリーディング教材!
子どもたちが英語の「読む力」を自然に伸ばせるよう設計されています。

物語で英語が身につく! 主人公の Kipper、Biff、Chip たちの物語を追っていく形なので、 まるでアニメを見るように英語がスーッと入ってきます。
Oxford Reading Tree(ORT)の歴史と出版背景
Oxford Reading Treeは、イギリス生まれのリーディング教材!
Oxford Reading Tree(ORT)は、イギリスのオックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が1986年に出版を開始した子ども向け英語教材シリーズです。
もともとは、イギリスの小学校教育向けに開発され、
英語を母語とする子どもたちが自然な文章を通じて「読む力」を育てるために作られました。
教科書のような堅苦しさはなく、
日常生活を舞台にした楽しいストーリーが中心となっています。
特に、Biff, Chip and Kipper という三きょうだいとその家族を描いた物語は大人気。
今ではイギリスだけでなく、世界中の子どもたちに愛されている教材です。
Oxford Reading Tree(ORT)にはシリーズがたくさんある!
Biffたちだけじゃない!シリーズいろいろ!
Oxford Reading Tree(ORT)といえば、Biff, Chip and Kipper Stories が有名ですが、
実は他にもたくさんのシリーズが展開されています。
子どものレベルや興味に合わせて、シリーズを使い分けることができるのも、ORTの魅力です。
主なシリーズ紹介
- Biff, Chip and Kipper Stories
→ 家族や友達との日常生活、冒険を描いた一番人気のメインシリーズ - Decode and Develop
→ 文章量が増え、読解力・語彙力をさらに伸ばせる発展シリーズ - Traditional Tales
→ 「三びきのこぶた」や「シンデレラ」など、世界の昔話を英語で楽しめるシリーズ - InFact
→ 動物、科学、歴史など、ノンフィクションのトピックを扱ったシリーズ

うちの子は恐竜が好きだから、InFactシリーズを読ませてみようかな!
Oxford Reading Tree(ORT)の魅力はここ!おすすめポイント5選




- フォニックスのルールが自然に身につく構成
- 同じフレーズが何度も登場→反復で覚えやすい
- イラストが楽しくて飽きない
- ストーリー仕立てで次が気になる展開
- レベルが細かく分かれているので成長に合わせて読める
✅ 1. 同じフレーズが何度も登場 → 反復で覚えやすい
繰り返し出てくる表現が多いので、自然と英語が口から出てくるようになります。暗記ではなく“慣れ”で身につくのがポイントです。
✅ 2. イラストが楽しくて飽きない
カラフルで楽しいイラストがストーリーをサポート。文字が読めなくても内容が理解しやすく、小さな子どもでも楽しめます。
✅ 3. ストーリー仕立てで次が気になる展開
「次はどうなるの?」とワクワクしながら読み進められるので、読書の習慣づけにもピッタリ。続きが気になる気持ちが子どもの“読む力”を育てます。
✅ 4. レベルが細かく分かれているので成長に合わせて読める
Stageごとに難易度が設定されているため、無理なく少しずつステップアップできます。達成感も感じやすい構成です。
✅ 5. フォニックスのルールが自然に身につく構成
特別に“フォニックス教材”と意識しなくても、繰り返し読んでいくうちに自然と音と文字の関係に慣れていけるのがORTのすごいところです。
Oxford Reading Tree(ORT)に関するよくある質問(FAQ)


Oxford Reading Tree(ORT)について、よくいただく質問をまとめました。
実際に子どもたちにORTを使ってきた経験から、講師目線の「サチ」がわかりやすくお答えします!
【Q1】Oxford Reading Tree(ORT)は何歳から使えますか?
【サチの解答】基本的には、英語の読みを始める4歳ごろから使えます。
ORTにはレベル別にステージが用意されているので、英語初心者の幼児から、小学校低学年くらいまで幅広く対応できます!
【Q2】日本語版のOxford Reading Treeもあるのですか?
【サチの解答】はい、あります!Oxford Reading Treeは、英語版と日本語版が販売されています。ただし、おうち英語や英語学習目的の場合は、英語版を選ぶことをおすすめします。自然な英語表現に触れられるので、リスニングやスピーキングの力も育ちます。
【Q3】Oxford Reading Treeだけで英語は話せるようになりますか?
【サチの解答】ORTはあくまで「読む力」を伸ばす教材なので、英会話力を直接育てるものではありません。ただ、たくさん読むことで自然な英文に慣れ、スピーキングにも良い影響が出ます!おうち英語の場合は、ORTをベースにして、音読・シャドーイング・会話練習も取り入れるとさらに効果的です。
【Q4】どこで買うのが一番おすすめですか?
【A】新品で揃えるならAmazonや楽天市場、コストを抑えたいならメルカリなどの中古市場も人気です。
まとめ買いセット(例:Stage 1+~3のパック)なら、かなりお得に購入できます。
選ぶときは「英語版」「本物のOxford Reading Treeか」をよく確認しましょう!
【Q5】ステージの選び方がわかりません。どうしたらいいですか?
【サチの解答】お子さんが「ほぼ絵だけを見て楽しめるレベル」ならStage 1+から、短い英文(例:“It is a big dog.“など)が読めそうならStage 2や3から始めるのがおすすめです。
迷ったら、少し簡単すぎるくらいのレベルから始める方が、子どもが英語を好きになりやすいですよ!
年長〜小3の子におすすめ!Oxford Reading Treeの使い方


おうち英語のスタートにぴったりなORT。どんなふうに使うと効果的か、3ステップでご紹介します!
Step 1:読み聞かせからスタート
まずはママやパパが英語で読み聞かせてあげましょう。
難しく感じたら、付属のCDや音声データを流して聞かせるだけでもOK!
📌 ポイント:
・英語の“音”に慣れることが最初のステップ
・ネイティブの発音をそのまま聞くことで、自然なリズムが身につきます
・意味がわからなくても、繰り返し聞くことで耳が育ちます。
🎧 音読に自信がないママへ|Oxford Reading Clubなら安心!


「自分でうまく読んであげられないかも…」
そんなママにおすすめなのが、Oxford Reading Club!
Oxford Reading Treeシリーズを含む、1000冊以上の英語絵本が月額990円で読み放題。
すべての本に音声付きなので、ママが英語が苦手でも安心して取り組めます。
📌 Oxford Reading Club のおすすめポイント:
- 月額990円で、英語絵本が読み放題!
- 全ての本にネイティブ音声つきで、発音の参考になる
- スマホやタブレットで使えて、場所を選ばず学習できる
- 読書後にミニゲームやクイズがあり、子どもも飽きない
- 英語の意味が分からないときも、辞書機能が使えて便利!
🌟 毎日10分読むだけで、英語力アップを目指せます!
✅ 詳しくはこちら
Oxford Reading Club 公式サイト



この読み放題の音声は、アメリカ英語とイギリス英語の両方がありますよ! Oxford Reading Treeだけでなく他の本が1000冊以上読めますよ。私は、Oxford Reading Treeだけしか使ってんばいですが、、、。
Step 2:一緒に声に出して読む(音読)


何度か聞いてストーリーに慣れてきたら、今度は親子で一緒に音読してみましょう。
たとえば、
・ママがナレーション部分を読んで、子どもがキャラクターのセリフを読む
・「Look at me!」などの短いフレーズをマネして繰り返す
📌 ポイント:
・完璧に読まなくてOK!
・「まねっこ英語」で楽しく音読ができれば十分効果があります
Step 3:子どもが1人で読むチャレンジへ


何度も読んでいるうちに、単語や表現が自然と身についてきます。
そのタイミングで、子どもが自分で読む練習を始めましょう!
ORTはステージごとに難易度が少しずつ上がるので、
「読めた!」という小さな達成感を積み重ねながら、無理なくレベルアップできます。
📌 ポイント:
・子ども自身が読むことに自信を持ち始めたらチャンス
・読み終わった本にシールを貼ったり日付を書くなど、可視化できる工夫もおすすめ!
Oxford Reading Tree(ORT)のステージと英検レベルの目安


Oxford Reading Tree(ORT)はレベル別に構成されており、お子さんの英語力に合わせてステップアップできます。
ここでは、おおよその英検レベルとの対応をまとめました。英語学習の目安としてぜひ参考にしてください。
ORTステージ | 英検レベル | 説明 |
ステージ1〜3 | 英検5級相当 | アルファベットや基本単語、簡単な文構造 |
ステージ4〜5 | 英検4級相当 | 簡単な会話文・日常表現が増える |
ステージ6〜7 | 英検3級相当 | 長めの文章・過去形なども登場 |
ステージ8〜9 | 英検準2級相当 | 説明文や物語など複雑な構造も含まれる |
ORT コアストーリー冊数(目安)
ステージ | タイトルの難易度 | 冊数の目安 | 内容の特徴 |
---|---|---|---|
ステージ1 | 文字なし(Wordless) | 約6冊 | 絵だけでストーリーを楽しむ。語彙に入る前の導入レベル。 |
ステージ1+ | 超初級 | 12冊 | 短い文が出てきて、1文1ページなど非常にシンプル。 |
ステージ2 | 初級 | 12冊 | 基本の単語・表現(例:I can〜 / Look at〜)が登場。 |
ステージ3 | 初級〜中級 | 12冊 | 日常表現が増え、ストーリー展開も少し複雑に。 |
📌 合計:36冊前後(ステージ1+〜3)



私は180冊持っていますが、年長さんから小学3年生までで英検5級を目標にされている方は、ステージ1+からステージ3の合計36冊でいいですね。
Oxford Reading Tree(ORT)ステージごとのおすすめタイトル紹介
ORTはステージごとにレベルが細かく分かれており、お子さまの成長に合わせて無理なくステップアップできます。
ここでは、英検5級を目指すお子さまにちょうどいい「ステージ1+〜3」の中から、特に人気のある12冊ずつを一覧でご紹介します。
ステージ1+(Stage 1+)
ステージ1+は、基本的な単語とシンプルな文章で構成されており、英語学習を始めたばかりのお子さまに適しています。
タイトル | 語数(約) |
---|---|
Kipper’s Balloon | 32語 |
The Pancake | 31語 |
A Good Trick | 42語 |
The Headache | 38語 |
The Pet Shop | 35語 |
The Haircut | 36語 |
The Library | 39語 |
The Hedgehog | 34語 |
The Swing Ball | 33語 |
The Apple | 30語 |
The Water Fight | 37語 |
The Mud Pie | 40語 |
ステージ2(Stage 2)
ステージ2では、日常生活に関連した語彙や表現が増え、文章も少し長くなります。
タイトル | 語数(約) |
---|---|
What a Bad Dog! | 54語 |
The Dream | 56語 |
New Trainers | 58語 |
A New Dog | 53語 |
The Go-Kart | 55語 |
The Toy’s Party | 52語 |
The Hole in the Sand | 57語 |
At the Seaside | 59語 |
The Egg Hunt | 60語 |
The Rope Swing | 61語 |
Kipper’s Idea | 62語 |
The Water Fight | 63語 |
ステージ3(Stage 3)
ステージ3では、物語の展開が複雑になり、新しい語彙や表現も増えてきます。
タイトル | 語数(約) |
---|---|
The Barbecue | 72語 |
The Carnival | 74語 |
The Snowman | 76語 |
Kipper the Clown | 78語 |
The Jumble Sale | 80語 |
At the Pool | 82語 |
The Ice Rink | 84語 |
The Mud Bath | 86語 |
Floppy the Hero | 88語 |
Kipper’s Balloon | 90語 |
The Baby-sitter | 92語 |
The Water Fight | 94語 |
これらのタイトルは、ORTの主要なシリーズから選ばれており、各ステージでお子さまの英語力を段階的に伸ばすのに適しています。
語数はおおよその目安であり、実際の本によって若干の違いがある場合があります。
どこで買える?ORT(Oxford Reading Tree)購入の方法
① Amazon・楽天などで1冊ずつ購入
・Amazon や 楽天 では、1冊ごとに個別購入ができます。
・すぐに手に入れたい方や、試しに数冊だけ読みたいママにおすすめ。
📌 メリット
- 気になるタイトルだけを選べる
- 送料無料やセールもある
- Amazon では音声DL情報が書かれていることも
📌 デメリット
- 1冊あたりの値段がやや割高になる
- ステージがバラバラになりやすい
② 英語教材専門ショップで「セット購入」
「ORT スターターパック」や「ステージ1〜3セット」など、学習ステージごとのまとめ売りも人気です。
📌 おすすめショップ
- Smart English(スマートイングリッシュ)
- mpi松香フォニックス(国内正規販売)
- 洋書絵本サイト「英語伝」「英語タウン」など
📌 メリット
- 音声CD付きやガイド付きのものが多い
- 教材の流れに沿って順番に読みやすい
- 送料無料&おまけ付きも多い
📌 デメリット
- セット価格で1万円以上することも
- 必ずしも全タイトルが揃っているわけではない
③ メルカリ・ラクマなどフリマサイトで中古を探す
人気の高いORTは、中古市場でもよく出品されています。
状態のよいものが安く買えることもあります。
📌 メリット
- 新品より安く手に入る
- まとめ売りでお得な場合も
📌 デメリット
- 汚れや書き込みがあることも
- 欠けている冊子がある場合もあるので要注意
🎀 どれを選べばいいか迷ったら?
まずは Amazon や楽天で気になる1冊 を試してみるのがおすすめです。
お子さんが気に入ったら、6冊セットを購入したり、Oxford Reading Club(月額読み放題)の利用も検討してみてください。
はじめの1歩として、Stage 1+ の人気6冊セットは特におすすめです!



1冊だけ買っても、この良さは分からないと思うので、まずは、6冊セットを買ってみましょう!


タイトル | あらすじ |
Hide and Seek | 子どもたちが家の中や庭でかくれんぼを楽しむお話。身近な単語と繰り返し表現が多く、遊びながら英語が覚えられます。 |
Look at Me | 子どもたちが変装して「見て!」と見せ合う楽しいストーリー。感情表現や動作の英語表現が自然に身につきます。 |
Go Away, Floppy | Floppy(犬)が子どもたちの遊びを邪魔してしまい、「あっち行って!」と言われてしまうお話。シンプルな命令文が多く登場します。 |
Reds and Blues | 赤い服と青い服でグループ分けして遊ぶ子どもたち。色の単語がたくさん出てきて、英語の色名を覚えるのにぴったり。 |
Big Feet | Floppy が大きな足跡を見つけてびっくり!少しドキドキする展開で、子どもたちの興味を引きつけます。 |
Kipper’s Diary | Kipper が日記をつけながら1週間の出来事を振り返るお話。曜日の英単語や日常の表現が学べます。 |
Oxford Reading Tree(ORT)180冊使って感じたメリット・デメリット
【Oxford Reading Tree(ORT)メリット】
- 英語を英語のまま理解できる「英語脳」が自然に育つ
- 絵本がとにかく楽しくて、子どもが読むのを楽しみにしてくれる
- 日常英会話の表現がたくさん出てくるので、自然に使える英語が身につく
【Oxford Reading Tree(ORT)デメリット】
- シリーズが豊富すぎて「もっと集めたくなる」コレクション癖が出るかも(笑)
- セットでそろえると少し高価(でも長く使えるのでコスパは◎)
ちなみに私(サチ)は、小学生だけでなく、中学生や高校生にも英語を教えているので、ORTをステージ1〜9まで180冊そろえました。
でも実際には、ステージ6〜9はあまり使っていません。
本当は中学生・高校生にも読んでほしい絵本ですが、
この年代になると、学校の授業や定期テストの勉強で時間がとれず、なかなか読めないのが現実です。
ですので、これからORTをそろえようと考えている方は、
ステージ1〜3(または5まで)を中心に揃えればじゅうぶんです!
まとめ|Oxford Reading Tree(ORT)はおうち英語の心強いパートナー!
「英語って楽しい!」という気持ちを育てながら、自然と語彙力・読解力を伸ばしていけるのが、Oxford Reading Tree(ORT)の魅力です。
とくに、フォニックスのルールを学び始めた年長〜小学生にとっては、学んだ音と実際の絵本の単語がつながる体験が、英語の「読む力」を大きく伸ばしてくれます。
ステージごとにレベルアップできる構成なので、無理なく継続でき、「読むのが楽しい!」という習慣づくりにもピッタリ。
ぜひ、おうち英語の一環として、ORTを日々の読み聞かせや音読に取り入れてみてくださいね!
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